2023年10月こよみ

神無月
(かんなつき)

神無月
(かんなつき)

日本中の神様が、出雲の国に集まって会議をするので、村の神々がいなくなってしまうことから、「神無月(かんなづき)」と呼ばれ、反対に出雲の国では「神在月(かみありづき)」と呼ばれたそうです。
現在では、「な」は「の」と解釈され「神の月」であると言われています。

 

【10月の行事・暦】

◆二十四節気

 8日 寒露
     (かんろ)

秋分から15日目。寒露とは、晩夏から初秋にかけて野山に宿る冷たい露のこと。息を吸い込むと喉がすうっと冷えるような、草木の露も霜になりそうなほど、朝晩の冷え込みが進む頃。秋の台風もなくなり、本格的な秋の始まり。五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙期となります。秋もいよいよ本番。秋晴れの日も多くなり、夜は月が綺麗です。

 

24日 霜降
           (しもふり)

秋が一段と深まり、草木の露が霜となり、地面に露が降り始める頃です。朝晩の冷え込みが厳しくなり、山は紅葉で少しずつ彩られます。

◆法の日

1日

最高裁判所、法務省及び日本弁護士連合会の共同の決議に基
づき、法の役割や重要性について国民が考えるきっかけとな
るよう設けられた日。
「法の日」から一週間は「法の日週間」とされ最高裁判所、
法務省・最高検察庁及び日本弁護士連合会の共催により各地
でイベントが行われます。

◆十三夜

27日

九月十三夜は、旧暦8月15日~16日の夜「八月十五夜」の
月の「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」に次いで
月が美しいとされ、「後の月(のちのつき)」とも呼ばれ
ています。
十五夜は中国から伝わったものですが、十三夜は日本独自
の風習と言われています。平安時代の919年(延喜19年)
に、醍醐(だいご)天皇が平安京の清涼殿で月見の宴を
催されたのが、九月十三夜の始まりとされています。

十五夜の月は「芋名月」と呼ばれるのに対して、十三夜
は季節の風物として豆(枝豆)や栗を供えることから、
この夜の月は「豆名月」や「栗名月」と呼ばれています。

美しい月を愛でるとともに秋の収穫に感謝する行事であり、
十五夜と同じく、月見団子やススキを供えますが、物の数
は十三夜にちなんで13個または3個を供えます。

十五夜と十三夜の両方の月を祝い、どちらか片方の月見し
かしないことを「片月見(かたつきみ)」や「片見月(かた
みつき)」と呼び、縁起が悪いとされました。
また、旧暦10月10日~11日の夜「十日夜(とおかんや)」
と合わせて計三回の月見ができると、とても縁起がよいと
されています(2022年の十日夜は11月3日)。


◆スポーツの日


10日

 


1964年(昭和39年)に開催された東京五輪の開会式が
10月10日であったため、1966年に「体育の日」として
10月10日に制定されました。
「ハッピーマンデー制度」の導入により2000年に10月
10日から10月第2月曜日に日付が変わっています。
2020年に「体育の日」は「スポーツの日」へと名称
が変わりました。
健康で活力ある社会の実現を願うとされています。

◆目の愛護デー

10日

目の愛護デーは「目の健康や大切さに関する活動・報告」
が行われる日です。1947年に中央盲人福祉協会が10月
10日を目の愛護デーと定められましたが、今では厚生労
働省が主催となり、目の健康に関連する企業や団体によって
「目の大切さ」を呼びかけるイベントが実施されています。

◆鉄道の日


 

14日

1922年(大正11年)、明治5年(1872年)10月14日に、
新橋と横浜をつなぐ区間に初めて鉄道が開通したことを受
けて、「鉄道記念日」が制定されました。
その後、1994年にの後、運輸省(現在の国土交通省)が、
「鉄道記念日」のままではJRだけの色が濃いことから、
「鉄道の日」に改称することを提案して変更されました。

◆貯蓄の日

17日 

 

1952年(昭和27年)に「勤労の収穫物であるお金を無駄
遣いせずに大切にしよう」ということで貯蓄に対する高い
関心を高め、貯蓄の増進を図る日とされ、日本銀行が制定。
10月17日は行う宮中行事、神嘗祭(かんなめさい)に由来
するもの。神嘗祭は伊勢神宮で、その年に収穫された新米を
天皇が感謝の気持ちを込めて奉納する行事です。
 

◆秋の土用
 

21日~11月7日

土用は、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前の18日
(または19日)の期間をいいます。秋の土用は、立冬
(11月7日)の前の約18日間で、10月20日が土用入り
11月6日が土用明けになります。

◆ハロウィーン

31日 

 

キリスト教の祝日11月1日万節祭(ばんせいせつ)の前
夜祭。万節祭はあらゆる聖人を記念する日。古代ケルトで
は毎年10月31日は1年の終わりの日にあたり、死者の霊が
降りてくると考えられてきました。悪霊が悪さをしないよ
うに、かがり火を焚いたりしました。これが秋の収穫祭と
も融合して、カボチャを飾ったり、悪霊の格好をするよう
になっていきました。

◆新月

25日(19:49)

蠍座 

 

◆満月 

10日(05:55)

牡羊座

◆一粒万倍日 

5日,11日,20日,23日
*20日は不成就日と重なります

「一粒の籾(もみ)が何倍にも成長して大きな利益をもたら
す日」何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、
開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。


◆天赦日

22日

天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされ、 何をやって
もうまくいく天赦日。 暦の上で最強の開運日。


曜日十干・十二支九星行事 六輝十二直
1日壬辰二黒法の日赤口
2日癸巳一白天一天上入り 不成就日友引
3日甲午九紫先負
4日乙未八白仏滅
5日丙申七赤一粒万倍日大安
6日丁酉六白赤口
7日戊戌五黄先勝
8日己亥四緑寒霜(22:16)友引
9日庚子三碧スポーツの日 世界郵便デー先負
10日辛丑二黒不成就日 目の愛護デー仏滅
11日壬寅一白大安
12日癸卯九紫赤口
13日甲辰八白先勝
14日乙巳七赤鉄道の日友引
15日丙午六白新月(2:55)先負
16日丁未五黄仏滅
17日戊申四緑天赦日 天一天上終わり 貯蓄の日大安
18日己酉三碧一粒万倍日赤口
19日庚戌二黒先勝
20日辛亥一白友引
21日壬子九紫秋の土用入り先負
22日癸丑八白仏滅
23日甲寅七赤不成就日大安
24日乙卯六白霜降(1:21赤口
25日丙辰五黄新月(19:30)先勝
26日丁巳四緑友引
27日戊午三碧一粒万倍日 十三夜先負
28日己未二黒仏滅
29日庚申一白満月(5:24)庚申日大安
30日辛酉九紫一粒万倍日赤口
31日壬戌八白不成就日 ハロウィーン先勝